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家計のアドバイザー通信(2019年9月号)

―債券のリスク―

 

Q証券会社から社債の購入を勧められています。社債に投資する場合、どんなリスクに気を付けたらよいですか。

 

A.社債とは一種の借用証書です。ですので、債券を購入するということは、その債券の発行体にお金を貸すことになります。

ここで債券の発行体が国の場合を「国債」、地方自治体なら「地方債」、企業なら「社債」といいます。

 

借用証書として債券は、借入金(額面)、返済期限(償還日)、利息(金利と利払い日)が決まっています。

よって債券はお金を受け取るスケジュールがはっきりしているため、使う予定があり比較的安全性の求められる運用に適しています。

 

  <市場金利や債券価格の変動要因>

 

市場金利

債券価格

国内

経済

好況

(インフレ)

上昇

下落

不況

(デフレ)

下降

上昇

為替

円安

上昇

下落

円高

下降

上昇

外国

金利

上昇

上昇

下落

下降

下降

上昇

 

ワン・ポイント・アドバイス:債券は元本保証ではない!

しかしながら債券投資には、次のようなリスクを伴うことも忘れてはいけません。

①信用リスク・・・・・・・債券の発行体の経営不振や破たんなどによる元利金の支払い遅延や支払い不能などのリスク(債務不履行)。

②価格変動リスク・・・債券の途中換金において、市場価格(時価)の変動により予定していた価格で売却できないなどのリスク。

 債券価格は通常市場金利が上昇すると下がり、低下すると上がる。市場金利や債券価格の変動要因には国内の経済状況や為替、外国金利などがある(上表、参照)。
③流動性リスク・・・・・債券の途中換金において、買い手がいないため市場で売却することができないリスク。

 

つまり債券は、元本保証の金融商品ではありません。様々なリスクを内在し、元本割れもあり得ます

よって債券投資は、余裕資金で、慎重に行うべきです。