ホーム 家計のアドバイザー通信

家計のアドバイザー通信

医療、年金、資産運用などお金に関する旬な情報をお届けします


家計のアドバイザー通信(2018年11月号)

―寡婦年金の受給資格期間の短縮―

 

 

Q寡婦年金の受給資格期間が短くなったと聞きました。そもそも、寡婦年金とは何ですか。

 

寡婦年金とは、国民年金から遺族になった妻に支給される有期年金です。これまで、寡婦年金の受給には、夫の保険料納付期間等が25必要でしたが、20178月から10年に短縮されました。

 

国民年金の第1号被保険者(自営業者等)である夫が死亡した場合、その妻に支給されるのは次の3つです。

 

遺族基礎年金

 子のいる妻(又は子)が、その子が18歳に達するまで受け取ることができます。

寡婦年金

夫に先立たれた妻が、60歳から65歳まで受け取ることができます。(右表参照)

死亡一時金

 

 

<寡婦年金の受給要件>

 

・妻(内縁も含む)であること

   …夫には寡婦年金は支給されない

 

・夫が第1号被保険者(自営業者等)として、10年以上保険料を納付していること

 

・夫との婚姻関係が10年以上あること

 

・死亡した夫が、障害基礎年金の受給権を有したことがないこと

 

・死亡した夫が、老齢基礎年金を受給したことがないこと

 

・夫婦の生計が、夫により維持されていたこと

 

 *保険料納付済み期間と保険料免除期間を合わせて10年以上

 

国民年金の第1号被保険者として3年の保険料納付期間がある夫が死亡したとき、生計同一であった配偶者、子、父母等が受け取ることができます。

 

 

ワン・ポイント・アドバイス:11年金の原則に注意!

寡婦年金と遺族基礎年金は同時に受給することはできません。又、寡婦年金と死亡一時金、遺族基礎年金と死亡一時金もそれぞれどちらかを選んで受給しなければなりません。

さらに、老齢基礎年金の繰上げ受給をする場合も、寡婦年金を受け取ることはできません。又、老齢厚生年金(特別支給)と寡婦年金もどちらか一方を選ぶことになります。

 

本記載は、社会保障制度の概要を説明したものです。

詳細につきましては、所轄の年金事務所等にご相談下さい。