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家計のアドバイザー通信(2021年10月号)

―資産運用入門の注意点―

 

Qコロナ禍の在宅勤務で家にいる時間が増え、資産運用に興味を持ちました。

  資産運用を始めるにあたって、何か注意することはありますか。(30歳代、男性)

 

A. 資産運用を始めるとき、まず決めるべきは「目的です。家の購入資金や子供の教育費、老後の生活費…。

   目的を明確にすることによって、「運用期間」や「目標額」、「リスク許容度」などが決まってきます。

 

また現在資産運用をするにあたっては、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)やNISA(ニーサ、少額投資非課税制度)などの優遇税制を利用することもできますが、老後の生活資金のための運用ならiDeCoが、教育費などにはNISAがむいているので、ここでも運用目的が重要になります。

 

 

   <主な金融商品>

 

商品

特徴

株 式

株式は企業の運転資金(資本金)を少額ずつ不特定多数の人から集める手段。株式を購入し株主になることで経営に参加する権利が得られる。企業の業績が上がれば配当金を受け取ることができるが、倒産すれば価値がゼロになることもある。

債 券

債券は一種の借用証書であり、お金の借手(債券の発行体)によって、国債や社債等がある。借用証書なので、利息(クーポン)の額や支払日、額面金額と償還日等のキャッシュフローが明確である。しかし発行体の経営不振等による利息の不払いや、中途換金時の元本割れ等のリスクがある。

  投資信託

複数の投資家から資金を集め、「ファンド」という形でまとめて運用する金融商品。少額の資金から分散投資ができるが、元本は保証されていない。

 

ワン・ポイント・アドバイス:資産運用をするにあたって大変重要な注意点を2つ

1つ目は「分散投資の徹底」です。卵を1つの籠に盛って落としたとき、卵は全部割れてしまう可能性があります。例えば一企業の株のみに集中投資し、その企業が倒産すれば運用資金はゼロになることがあり得ます。卵をいくつかの籠に分けて盛るように、様々な金融商品や企業、国、時間などを分散してリスクを軽減することを「分散投資といいます。

 

2つ目は「運用対象の把握」です。金融商品を購入する場合などは、その商品の内容(仕組やリスクなど)はもちろん、手数料や税金、取引方法などもしっかり理解することが大切です。

 

資産運用には何かしらのリスクが存在し、元本割れもあり得ます。よって資産運用をするときは自分の生活環境や資産状況、投資経験などをふまえ、余裕をもって行うことをお勧めします。