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家計のアドバイザー通信(2019年6月号)

―傷病手当金とは―

 

 Q中堅の企業に勤務するサラリーマンです。会社の健康保険に、病気やけがで仕事ができない間の所得保障があると聞きましたが・・・。

 

A.康保険には、病気やけがの療養のため、休業せざるを得ない場合の生活保障として「傷病手当金」という制度があります(国民健康保険には原則無い制度です)*1

 

業務外の病気やけがにより仕事に就くことができない場合で、会社からの給与の支払いがなかったり、減額されたりしたときに、

概ね給与の2/3の給付が1年半の間受給できるものです(業務中の場合は、労災保険の対象になります)。 

 

 

<傷病手当金>

支給額

概ね給与の23

支給期間

傷病手当金が最初に支給された日から16ヶ月間

支給条件

①業務外の事由によるけがや病気の療養のための休業であること

②就業不能な状態であること

③連続する3日間(待期)を含み4日以上継続して仕事に就けなかったこと

1年6ヶ月間に仕事に復帰し、再び同じけがや病気で休業した場合、支給が再開される)

④休業中給与の支払いがないこと

(傷病手当金より少ない給与支払いがある場合は、その差額が支給される)

 

ワン・ポイント・アドバイス:民間の医療保険や収入保障保険を利用して、長期療養に備えよう!

傷病手当金の1日当たりの支給額は、

(支給開始日*2以前の連続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均)÷30日×23

です。大体給料の23です。

けがや病気で療養中は、治療費や入院費・通院費などの費用が発生する場合が多く、そんな中月々の収入が23に減ることには不安を感じる方もいらっしゃると思います。

 

また、傷病手当金は他の給付(労災保険、雇用保険、障害年金や老齢年金、出産手当金など)と併給ができません

(差額が支給される場合はあります)。

長期療養時に治療に専念できるよう、民間の医療保険や収入保障保険を活用して備えておくとよいでしょう。

 

*1:健康保険によって給付内容等が異なることがあります。詳しくは加入する健康保険又は国保にご確認下さい。

*2:傷病手当金が最初に支給された日